ところが、数日前にある「事件」が起こった。我が家の裏の土地には、親子羊が数組微笑ましく暮らしており、毎日のように子羊も順調に生まれていた。 ある朝、子供たちが血相を変えて家に駆け込んできた。「ママ!羊が死んでる!」外を出ると、ちょうど我が家の後ろの方に、確かに親羊が横たわり、もう息絶えているようだった。しかし、そんなことはわからず、子羊が一頭一生懸命母乳を吸おうと頑張っていたのだった。(なんと悲しい光景・・・) すぐにオーナーであるお隣のファーマーの携帯に電話。こうなるだろうとはわかっていたようだ。実は、一週間半ぐらい前に、見事に4つ子ちゃん羊が生まれた。羊はせいぜい双子か三つ子で、4頭無事に生まれることはあまりないそう。しばらくはよかったが、やはりママ羊が弱っていて、先週から病気をしていたらしい。(そーんなことは素人の私たちにわかるわけがない。) よく見ると、なるほど4頭で固まっている子羊がいた。ファーマーのプランは、子羊を出産で失くしたママ羊2頭を連れてきて、各子羊2頭の面倒をみてもらう、ということだった。子羊たちはすでにおなかがすいている。でも、困ったことにペット羊と違って追いかけても走って逃げてしまうのだ。一番弱っていて、もう歩くことも困難な一頭だけ捕まえることができて、無事ミルクを飲ませることができた。かなり抵抗したらしいが。 一日経っても、ファーマーは子羊を失った親羊を見つけることができなかった。何千頭もいるのだからみつかりそうだが、暖かい日も続き、子羊も元気な証拠だろう。しかし、親がいない羊たちにはもう限界だ。まだ、草だけで生き残るには小さすぎる。4つ子だけあって身体も極端に小さい。 自然の世界ではそのまま放っておかれることもありなんだろうが、親を失くしたばかりの4頭があまりにも不憫で、結局残りの3頭も捕まえてもらって、我が家で引き取ることに・・・ 今までの3頭+4つ子ちゃんで、一気に我が家のペット羊は7頭に増えてしまったのである。名前はHenry, James, Anna, Jack, Jill, Marie, Rachelだ。子供たちは一頭ずつちゃんと顔も覚えている。
by nzbee
| 2005-09-20 07:45
| ニュージーランド文化
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